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注文住宅で木造をお考えの方へ!木造住宅の耐震性について紹介します!

2021/03/21

木造住宅と聞くと耐震性能が劣っているというイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
しかし、木造住宅はしっかりと建てられたものであれば地震に対して高い強度を示します。
これには、木造住宅の素材となる木材の強度が関係しています。
そこで今回は、素材となる木材の強度と木造住宅の耐震性について紹介します。

□木材の強度とは

木材は建材の中でも強度が優れていることをご存じでしょうか。
住宅の建築に用いられる各材料の比強度テストのデータでは、スギの木材は花崗岩の2倍、コンクリートの6倍の圧縮強度を持つというデータがあります。
引っ張り強度のテストでも木材は、鉄鋼の4倍、コンクリートの197倍というデータもあります。
このように、木材は他の建材に用いられる材料と比較しても優れた強度を持つことが示されています。

また、地震の際に受ける地震エネルギーは、建物の多さに比例します。
そのため、重量の軽い木材は耐震性にも優れている材料であると言えますね。

木は伐採した後、建材として使用する場合は乾燥させて使用し、乾いていく過程で徐々に耐久性が高まっていくことも、他の材料にはない強みです。

このように示される強度に加えて、特有の柔軟性を持ち合わせている木材は見かけよりも強い素材です。
地震の多い日本で長く木造住宅が作られる理由には、木材の強度も関係しています。

□木造住宅を検討する際のポイントとは

次に、木造住宅を検討する際のポイントを2つ紹介します。

1つ目は、地盤の強さを確認しておくことです。
住宅の基本設計がしっかりとしていて、耐震等級をクリアしていたとしても、地盤が強くなければ地震からの被害を受けやすくなります。
そのため、住宅を建てる前に地盤の調査をしておきましょう。
また、地盤が弱いという結果が出た際には地盤補強も検討すると良いでしょう。

2つ目は、対象となる木造住宅が耐震等級3を満たしているか確認することです。
耐震等級とは、品確法に基づいて地震に対する住宅の強度を表すものです。
この等級は3つの段階に分かれており、数字が大きくなるほど建物の耐震性は高くなります。

耐震等級1では、建築基準法に定められる地震に耐えうる能力を備えた建物です。
耐震等級2では、耐震等級1の1.25倍の耐震性能を備えた建物になります。
この等級の建物は、校舎や避難所と同レベルの耐震性能を備えています。
さらに等級の高い、耐震等級3では、耐震等級1の1.5倍の耐震性能を備え、警察署や病院と同レベルの耐震性能を誇ります。

このように、建物の地震に対する強度は等級で示されているので事前に確認しておくと良いでしょう。

□まとめ

今回は、素材となる木材の強度と木造住宅の耐震性について紹介しました。
木造住宅は日本の伝統的な工法で、地震の多い日本の風土に適したものです。
注文住宅を検討する際は、木造住宅も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
注文住宅をお考えの方でお困りの際は、ぜひ当社までお気軽にご相談ください。