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木の家を長持ちさせるポイントとは?住宅の専門家が解説します!

2021/04/18

新しい住宅に木の家をお考えの方はいらっしゃいませんか。
念願のマイホームは、長く住んでいきたいですよね。
木の家を長持ちさせるためには、その特性上他の住宅と異なる点に注意が必要です。
そこで今回は、木の家を長持ちさせるためのポイントを紹介します。

□木の家における冷暖房設備とは

木の家の特徴の1つに水分に弱いというものがあります。
そのため、湿度の高くない家、結露の起こりにくい家を作ることが長持ちさせるためには必要となるでしょう。

具体的な対策としては、高気密、高断熱な住宅を建てることが挙げられます。
高気密、高断熱の住宅にすることで、熱がこもりやすく逃げにくい状態を作り上げます。
こうすることで、気温の変化による結露の発生を抑え、冷暖房も最小限に済ませられます。

このような住宅では、冷暖房の稼働のみで十分に快適な生活を送れますね。
また、無垢材を用いた住宅では床の冷えも感じにくいため、床暖房も必要とならないでしょう。
エアコンには除湿機能もあるため、この機能を使用することでさらに木と自然に優しい住宅となりますね。

□シロアリ対策の重要性とは

木の家で大きな問題となるのがシロアリですよね。
シロアリは木の家を食害し、場合によっては倒壊を招いてしまいます。
シロアリが住み着いてしまうと、駆除だけでなく損害部分の補修や改修工事など、多くの費用がかかります。

そのため、シロアリが住み着きにくく、侵入しにくい環境を予め作り上げ、侵入してしまった際にも発見や駆除がしやすい状態を作ることが必要となるでしょう。
そこで、具体的な木の家のシロアリ対策を2つ紹介します。

*点検しやすい作りにする

シロアリの侵入を早く発見することは、シロアリからの被害を食い止める1つの方法です。
そのため、主なシロアリの侵入経路である床下を点検しやすくすると良いでしょう。
具体的には、床下の点検ができるように点検口を設置し、点検作業がしやすいようにある程度の高さを設けることが挙げられます。

*木の種類を選ぶ

木の家に使用される木材にはさまざまな種類があります。
この使用する木材をシロアリに強い木材にすることで、シロアリからの被害を抑えることが可能です。
主に、シロアリに強いとされている木材としては、チーク、ヒノキ、ヒバなどがあります。

また、同じ種類の木材でも使用する部位によってシロアリへの耐性が変化します。
水分量が少なく硬い中心部の心材はシロアリに強いとされ、対して外側の辺材はシロアリに弱いとされています。

このように、シロアリからの被害を抑えるには住宅に使用する木材の種類や木材の使用部位にも気を付けると良いでしょう。

□まとめ

今回は、木の家を長持ちさせるためのポイントを紹介しました。
木の家は木材を使用していることにより、長持ちさせるには他の住宅とは異なる点にも注意が必要となります。
新しい住宅を建てる際に木の家を検討されている方は、ぜひ当社までお気軽にご相談ください。